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コラム / 販売促進

売上をより伸ばすにはどうすればよいのか悩んでいる方は多いはずです。お客様の心理をつかみ、お店のファンとして獲得するためにはどのようなことを行えばよいのか、様々なアイデアを発信しております。

マーケティングコミュニケーションとは?具体的な戦略と手法、事例を紹介

PADで接客している画像

企業が顧客に商品やサービスなどを認知してもらい、顧客との接点を作ることで、購買につなげていく活動のことをマーケティングコミュニケーションといいます。SNSなどの発達によって、顧客側の情報収集レベルは高くなっており、購買行動にも変化が見られています。

さまざまなPR方法が用いられるなかで、顧客とどのように関係を築いていくかが大事です。この記事では、具体的な戦略の立て方や手法、事例などを解説します。

マーケティングコミュニケーションとは?

スマホのアプリが並んでる画像

マーケティングコミュニケーションを深く理解するには、言葉の定義についてきちんと押さえておく必要があります。なぜ重視されるのかの理由も含めて解説します。

マーケティングコミュニケーションの定義

マーケティングコミュニケーションは、マーケティングにおける4C(Consumer、Cost、Convenience、Communication)のCommunicationの部分にあたるものです。よく比較される4P(Product、Price、Place、Promotion)は企業側の視点に立ったものであり、この場合はPromotionに該当します。

企業が顧客に対して、商品やサービスなどを知ってもらい、顧客との接点を作り、購買につなげていく活動全般のことをマーケティングコミュニケーションといいます。つまり、広告・SNSでの告知・キャンペーン・接客などはすべてマーケティングコミュニケーションの一環だといえるのです。

マーケティングコミュニケーションが重視される理由

マーケティングコミュニケーションは、顧客との関係を構築することで購買につなげていくための活動全般を指しますが、重視されている背景にはSNSの普及があげられます。顧客は商品やサービスを利用する前に、すでにインターネットを通じて多くの情報を得ているのです。

そのため、実店舗でほしい商品を見てから、オンラインで購入するといった購買行動の変化が起こっています。また、従来のマス広告だけでなく、企業がユーザーに対してPRする手法も多様化しており、顧客の特性をよく理解したうえでアプローチを行っていく必要性が高まっているといえるでしょう。

マーケティングコミュニケーションの具体的手法と戦略の立て方

目標ステップの画像

マーケティングコミュニケーションを具体的に実践するための手法を把握しておきましょう。戦略を立てるステップについても解説します。

具体的な7つの手法

マーケティングコミュニケーションを具体的に実践する手法として、主に次の7つがあげられます。それぞれの特徴について解説します。

手法の種類 ポイント
広告(アナログ・デジタル)
  • 商品やサービスを認知してもらうのに効果的。
  • 広告の種類によって効果測定の方法や反響を把握するまでの期間が異なる。
  • 一定の効果を出すには、それなりの費用が必要。
パブリシティ
  • 広告と異なり、マスメディア側が主体となって情報発信してくれる点に特徴がある。
  • 自社の情報を無料で紹介してもらえる。
  • 企業にとって良い面ばかりを報道してもらえるとは限らない。
販売促進
  • キャンペーン、各種イベント、実演販売などの実施。
  • 競合他社も似たような販売促進を行うため、独自性を持たせることが大事。
DM(ダイレクトマーケティング)
  • 企業が顧客と直接的にコミュニケーションを取る方法。
  • じかに顧客と接するため、成約率やリピート率などの効果測定を行いやすい。
イベントの開催
  • 各種セミナー、展示会などの開催。
  • 体験型の催しを開くことで、来場者の購買意欲を高められる。
対面販売、人的接触
  • 営業担当者や販売員が、顧客に対して購入を促す方法。
  • 顧客にとっても、商品やサービスの気になる点を直接尋ねられる。
口コミ
  • 顧客が商品やサービスを評価し、他の人に伝える行為。
  • 高い評価を得れば集客につながる一方で、低評価を受けるリスクもある。

上記のように各手法で特徴は異なるため、商品やサービスごとにPR方法をよく検討する必要があります。また、1つの手法だけでなく、複数の手法を組み合わせることでより高い効果が期待できるでしょう。

戦略を立てるステップ

マーケティングコミュニケーションは、いざ取り組もうとなると広範囲に及ぶため、あらかじめ戦略を立てておく必要があります。戦略を立てるステップとしては、以下のとおりです。

  • ターゲットを明確にする。
  • 目標や予算を決める。
  • コミュニケーション内容の決定。
  • 具体的なチャネルを決める。
  • 実施と効果の検証。

まず、自社のターゲットを絞り込むことによって、購買意欲の高い客層にリソースを割けるようになります。ターゲット層に合わせた販売促進を行うことで、軸がぶれないアプローチを行えるでしょう。

次に、ターゲットに応じたPR方法を選定し、必要な予算の確保や達成したい目標などを定めます。きちんと目標を定めなければ、後から効果測定を行うのが難しくなるので注意しましょう。

そして、具体的なチャネルを決めて、コミュニケーション内容についても精査します。SNSなどを主軸とする場合は、ある程度の専門知識を持つ人員を配置することも必要です。

準備が整ったら、定めたスケジュールに沿って運用し、効果測定を行っていきます。チャネルによってはすぐに効果が表れないものもあるので、具体的な数値を検証しながら、改善を加えていくことが大事です。

電子レシートも1つのチャネルとして活用できる

スマホを持った笑顔の画像

電子レシートを導入することは、マーケティングコミュニケーションに役立ちます。どのようなメリットがあるのかを解説します。

電子レシートを活用するメリット

電子レシートを活用することで、消費者はいつでも自分の購買履歴を確認でき、家計簿への活用や再び利用するお店選びに役立てることができます。また、企業側としてもクーポンやキャンペーンなど豊富なコンテンツを提供でき、電子レシートを閲覧してもらえる機会が増えることで、顧客のリピート化を狙えます。

従来の紙レシートや店内に設置したアンケート用紙では、そのまま捨てられることも多かったため、企業側が直接的に顧客と接点を持てる機会は少なかったといえます。一方、電子レシートなら、アンケートフォームやお問い合わせフォームにワンクリックで簡単にアクセスできるので手間や時間がかかりません。

電子レシートは顧客との接点を保ち続けるために役立つツールであると同時に、直接的なコミュニケーションを実現できるというメリットがあります。

iReceiptの機能を紹介

電子レシートプラットフォームの「iReceipt」なら、顧客と直接的なコミュニケーションを行えます。各種キャンペーンやクーポン、お得な情報の配信などを通じて、顧客と良好な関係を築けるはずです。

顧客から商品やサービスに対するフィードバックをタイムリーに受け取れるため、サービス等の改善につなげられるでしょう。顧客が何を求めているかを迅速に把握できるツールであり、手間やコストを最小限に抑えながら、マーケティングコミュニケーションを実現できます。

まとめ

SNSなどの普及によって、顧客の購買行動に変化が見られます。また、PR方法も多様化しているので、顧客と良好な関係を築き、購買につなげるにはマーケティングコミュニケーションを重視する必要があります。

具体的な手法にはさまざまなものがあるため、自社の商品やサービスに合ったものを選んでいくことが大切です。電子レシートを上手に活用して、顧客と直接的にコミュニケーションが取れる環境を整えてみましょう。